雪の夜、湯煎でお燗をつける徳利(イメージ)
※イメージ(AIで作成)

日本酒は、どの温度でもおいしいお酒です

日本酒は、冷やしても、常温でも、温めても楽しめるお酒です。温度ごとに呼び名があり、同じお酒でも香りや味わいが変わります。

温度と呼び名

冷やして

呼び名温度の目安
雪冷え(ゆきびえ)約5℃
花冷え(はなびえ)約10℃
涼冷え(すずびえ)約15℃

温めて(お燗)

呼び名温度の目安
日向燗(ひなたかん)約30℃
人肌燗(ひとはだかん)約35℃
ぬる燗約40℃
上燗(じょうかん)約45℃
熱燗(あつかん)約50℃
飛び切り燗(とびきりかん)55℃以上

一般には、人肌燗から上燗くらいのお燗がおいしいといわれます。

温度と呼び名冷やして5℃から、温めて55℃以上まで
  1. 約5℃雪冷えゆきびえ
  2. 約10℃花冷えはなびえ
  3. 約15℃涼冷えすずびえ
  4. 約30℃日向燗ひなたかん
  5. 約35℃人肌燗ひとはだかん
  6. 約40℃ぬる燗
  7. 約45℃上燗じょうかん
  8. 約50℃熱燗あつかん
  9. 55℃以上飛び切り燗とびきりかん

一般に、おいしいといわれるお燗(人肌燗〜上燗)

味わいのタイプと、合う温度の目安

タイプ合う温度の目安
果物のような香りの華やかなタイプ10〜16℃(ぬる燗も)
軽快でなめらかなタイプ6〜10℃、または凍る手前まで冷やして
コクのあるタイプ10〜45℃。いちばん幅が広く、温度で味わいが大きく変わる
熟成したタイプ7〜25℃

どの温度がおいしいかは、お酒と好みしだいです。迷ったら、お店でお気軽にご相談ください。

季節の楽しみ

季節楽しみ
春花見酒(奈良・平安の時代から続く習わし)、桃の節句の桃花酒
夏夏越しの酒(6月の末に、半年の汚れを流す意味で飲むお酒)、冷やしたお酒で暑気払い
秋10月1日「日本酒の日」、重陽の節句(菊の花を浮かべたお酒)、ひやおろし
冬お屠蘇・年酒、鏡開き、雪見酒、熱燗、ひれ酒

10月1日が「日本酒の日」なのは、新米がとれて酒造りが始まる時期で、昔から10月が酒造りの年度の始まりとされてきたためです。

日本酒の保存

  • 光の当たらない、涼しい場所に置く:いちばん良いのは、1〜8℃くらいの、温度の変わりにくい暗い場所とされています。冷蔵庫に入らないときは、光の当たらない涼しい場所(20℃前後)に置きます。日光に数時間当たるだけで色がつき、「びん香(びんか)」と呼ばれる劣化したにおいが出ることがあります。部屋の明かりでも悪い影響を受けます。透明な瓶は特に気をつけてください。冷蔵庫の横や流し台の下など、温度が上がりやすい場所は避けます。
  • 吟醸酒・生酒は冷蔵庫へ:繊細な香りのお酒や、新鮮さが持ち味の生酒は、冷蔵での保存がおすすめです。生酒には「要冷蔵」と書かれています。
  • 瓶は立てて:開けたあとは、瓶でも紙パックでも、ふたをしっかり閉めて立てて保存します。
  • おいしく飲める期間:置き場所しだいで長くも短くもなります。30℃ほどの暑い場所に何日も置くと、傷みが早くなります。
  • ラベルの日付:日本酒のラベルに「製造年月」が書かれていれば、それはお酒を瓶に詰めた年月です(2023年からは、書くかどうかは任意になりました)。
日本酒の置き場所
  • 1〜8℃いちばん良い温度の変わりにくい、暗い場所。吟醸酒・生酒は冷蔵庫へ
  • 20℃前後冷蔵庫に入らないとき光の当たらない、涼しい場所
  • 30℃ほどさけたい暑い場所に何日も置くと、傷みが早くなる

日光に数時間当たるだけで色がつき、「びん香」と呼ばれる劣化したにおいが出ることがあります。開けたあとは、ふたをしっかり閉めて立てて保存します。

お燗のつけ方

ご家庭では、お鍋の湯せんか電子レンジで手軽にお燗ができます。

お鍋で(湯せん)

  1. お鍋でお湯を沸かし、沸いたら火を止めます。
  2. お酒を入れたとっくりを、首(肩)のあたりまでお湯につけます。
  3. 好みの温度になるまで温めます。とっくりの底をさわって、少し熱いと感じるくらいが上燗(約45℃)の目安です。

電子レンジで

  1. とっくりにお酒を注ぎます。量は肩のあたりまで(温めるとふくらんで、あふれることがあります)。
  2. 加熱は短めにして、ようすを見ながら少しずつ温めます。
  3. 取り出したら軽くかき混ぜて、温度をそろえます。

ご注意:温めすぎると、取り出したときに急に沸き立つ(突沸)ことがあり、やけどのおそれがあります。温めすぎたときは、2分以上待ってから取り出してください。カップ酒は、ふたを必ず外してください。

このページの出典(参考にした資料 7件)

このページは、国や公的機関、業界団体、造り手、研究機関などの資料で確かめたことをもとに、店の言葉でまとめています。リンク先は2026年10月に確かめたもので、その後に移ったり変わったりしていることがあります。外国語の資料もあります。

  1. 東京国税局「日本酒に関するもの」 nta.go.jp
  2. 日本酒造組合中央会「四季折々の楽しみ方」 japansake.or.jp
  3. 月桂冠 gekkeikan.co.jp
  4. 国税庁告示 nta.go.jp
  5. 日本酒造組合中央会「日本酒のおいしい飲み方」 japansake.or.jp
  6. 月桂冠「燗酒の楽しみ方」 gekkeikan.co.jp
  7. 日本酒造組合中央会「日本酒の保存」 japansake.or.jp

20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は適量を。