割って、温めて、冷やして

焼酎は、飲み方の自由なお酒です。

お湯で割る、水で割る、氷を浮かべる、そのまま味わう。

割り方や温度を変えるだけで、同じ焼酎でも、香りと味わいががらりと変わります。

焼酎はワインや日本酒と同じように、食事といっしょに楽しめるお酒です。

脂っこい料理のあとの口の中を、すっきりさせてくれます。

焼酎の割り方 早見お湯割り・水割り・ロック・前割りを切り替えて見る
  1. 先に入れるものさきに入れる順番で、混ざり方が変わる。お湯割り器に先にお湯を入れる水割りグラスに氷をいくつか入れるロックグラスに氷を入れる前割り焼酎を好みの割合で、先に水で割る
  2. 次に入れるものつぎにお湯割りあとから焼酎を注ぐ。温かいお湯は上へのぼるので、自然によく混ざる水割り焼酎を注ぎ、水で満たして、軽く混ぜるロック焼酎を注ぐ前割り一晩ほど寝かせておく
  3. 割合の目安わりあい25度の焼酎のとき。割ったあとの強さは、およその計算。お湯割り焼酎とお湯を4対6、5対5、6対4。6対4の「ロクヨン」⁠でおよそ15度(日本酒のお燗くらい)水割り割ったあと10〜15度くらいがおすすめ。焼酎4・水6から、焼酎6・水4くらいロック割らない。お水(チェイサー)⁠をそばに前割り好みの割合で
  4. 楽しみ方たのしみかたお湯割り焼酎が温まり、香りが立ちのぼる。芋焼酎の甘い香りが、とくに豊かに水割りなめらかな味わいと、冷たいさわやかさロック香りを楽しんでから、少しずつ口に含み、舌の上でころがすように前割り驚くほどまろやかになるといわれる。鹿児島では黒ぢょかに入れて1〜2日なじませ、火にかけて温める

お湯割り

お湯で割ると焼酎が温まり、香りが立ちのぼります。

芋焼酎の甘い香りは、とくにお湯割りで豊かになります。

お湯が先、焼酎があと

器に先にお湯を入れ、あとから焼酎を注ぎます。

温かいお湯は上へのぼるので、かき混ぜなくても、自然によく混ざります。

割合の目安

お湯割りは、焼酎とお湯を4対6、5対5、6対4にするのが一般的です。

焼酎6・お湯4の「ロクヨン」なら、25度の焼酎がおよそ15度になり、日本酒のお燗と同じくらいの強さです。

焼酎:お湯25度の焼酎なら、割ったあとの強さ(およそ)
6:4(ロクヨン)15度
5:512〜13度
4:610度

※割ったあとの強さは、焼酎の度数と割合からのおよその計算です。

水割り

氷、焼酎、水の順に

グラスに氷をいくつか入れ、好みの量の焼酎を注ぎ、水で満たします。

軽く混ぜれば、なめらかな味わいと、冷たいさわやかさが楽しめます。

割ったあとは10〜15度がおすすめ

水割りは、割ったあとのアルコール分が10〜15度くらいになるのがおすすめです。

25度の焼酎なら、焼酎4・水6から、焼酎6・水4くらいが目安です。

ストレート・ロック

焼酎の風味をじっくり楽しむなら、ストレートやロック(オン・ザ・ロック)⁠が向いています。

まず香りを楽しんでから、ほんの少しを口に含み、舌の上でころがすように味わいます。

長く寝かせた焼酎や、泡盛の古酒は、ストレートやロックでゆっくりと(くわしくは 泡盛と古酒 へ)。

お水をそばに

ストレートやロックで飲むときは、チェイサー(お水)⁠をそばに置いて、ときどき飲みながら楽しむのがおすすめです。

炭酸割り

さわやかに楽しみたいときは、炭酸割りもおすすめです。

そば焼酎などでも、炭酸割りがすすめられています。

前割り(まえわり)

前割りは、焼酎を好みの割合で先に水で割り、一晩ほど寝かせておく飲み方です。

寝かせるだけで、驚くほどまろやかになるといわれます。

鹿児島では、水で割った焼酎を「黒ぢょか」⁠に入れて1〜2日なじませ、火にかけて温めて飲む飲み方が受け継がれています。

土地の酒器で

  • 黒ぢょか(鹿児島):薩摩焼の黒い土びん。前割りした焼酎を入れて、そのまま火にかけて温めます(くわしくは 芋焼酎 へ)。
  • ガラとチョク(熊本県 人吉・球磨):ガラは直火で燗をつけられる焼き物の器、チョクは小さな杯です(くわしくは 米焼酎 へ)。

原料ごとのおすすめ

焼酎よく楽しまれる飲み方
芋焼酎お湯割り・水割り・ロック。お湯割りで香りと甘みが豊かに
麦焼酎お湯割り・水割りなど、タイプに合わせていろいろに
米焼酎ストレート・ロックでお米の香りを。球磨ではガラとチョクで
黒糖焼酎水割り・ロックで、独特の香りとまろやかさを
そば焼酎ロックでさわやかに、水割りでまろやかに、お湯割りで香ばしく。そば湯割りも
泡盛の古酒ストレート・ロックで、香りをゆっくりと

店では、焼酎に合う飲み方も、お気軽にご相談ください。

このページの出典(参考にした資料 5件)

このページは、国や公的機関、業界団体、造り手、研究機関などの資料で確かめたことをもとに、店の言葉でまとめています。リンク先は2026年10月に確かめたもので、その後に移ったり変わったりしていることがあります。外国語の資料もあります。

  1. 酒類総合研究所 情報誌 2021年12月号 特集「焼酎」⁠ nrib.go.jp
  2. 日本酒造組合中央会「本格焼酎・泡盛の飲み方」⁠ japansake.or.jp
  3. NPO法人鹿児島グルメ都市企画「Shochu de OMOTENASHI」⁠ pref.kagoshima.jp
  4. 日本酒造組合中央会「本格焼酎と泡盛ガイド」薩摩焼酎の歴史 guide.honkakushochu-awamori.jp
  5. サントリー「焼酎の文化」⁠ suntory.co.jp

20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
飲酒運転は法律で禁止されています。お酒は適量を。